私の心荒岛囚終焉

私の心荒岛囚終焉

この人は母親には疎まれ

31日の日経平均株価は、欧米株高で値を上げて始まったが、様子見と円高傾向が重石となり、徐々に値を下げて、前日比120円29銭安の1万6758円67銭と3日続落して、後場の取引を終えた。東証1部の出来高は22億2549万株、売買代金は2兆3073億円だった。騰落銘柄数は値買賣股票.上がり421銘柄、値下がり1449銘柄、変わらず76銘柄だった。市場は、日銀の追加緩和期待がある一方、先行き景気への警戒感もあることから、気迷いによる停滞商状は、まだ続く可能性もあると警戒感を見せている。



31日の東京外国為替市場のドル円相場は、実需の買いに上昇した後にじりじりと水準を切り下げたが、終盤は欧州勢などによる買いが入り持ち直した。午後5時現在は1ドル=112円42~42銭と前日比35銭のドル高・円安だった。始まりは、112円40~50銭前後で取引された後は軟實德。仲値前後は実需筋の買いに押し上げられ、112円60銭台まで反発したが、買い一巡後は戻り売りに押された。正午前後に112円40銭近辺で推移した後、午後は日経平均株価の伸び悩みを受け、一時112円10銭台まで売られたが、終盤は欧州勢の買いが強まり、112円40銭台を回復した。明日に日銀短観と米雇用統計の発表を控えていることから、総じて下へ向かう雰囲気もなく、材料待ちで方向感なくもみ合ったようだ。



今日、値を下げたのはトヨタとコマツで、いずれも1%未満の下げ、逆にホンダ、IHIは3%台の上げ、三菱東京UFJ、パナソニックも1%後半の上げ、三菱重工は変わらずだった。相場が下げた割には全般に成績が良いようだ。



織田信長さんという人物を一言で言えば、「日本史上、不世出の天才戦略家」だろう。戦略家としては何千年に一人、あるいはこの先誕生することがないかもしれないほどの天才だろう。信長さんを一言で言えば、「超合理主義者」だろう。若い頃は奇行が目立ち、「大うつけ」と呼ばれていたそうだが、一説には母親の関心を引くためとも言われるが、そんなことではなく、守旧的な権威、形式にとらわれた武家の習俗などに対する反発とともに、活動し易さ、自己完結性など野戦における合理性の追求だったのかもしれない。



髷は形にとらわれない茶筅髷、半そで、半袴、帯など使わずにどこでも簡単に手に入る荒縄、腰に水や火打石などの七つ道具をぶら下げて山野を駆け巡るというのは信長さん自身が考えた野戦のスタイルだったのだろう。この人は母親には疎まれ、兄弟には背かれ、家臣にはそっぽを向かれ、天才とは言っても一部の能力だけのことで神ではないのだから辛いものがあっただろう。



そこで自分でスカウトした親衛隊が兵農分離の戦闘専従部隊の原型となった。当時は戦になると農民を徴兵して部隊編成を行なっていたが、そのために戦は農閑期しか出来なかった。これを戦闘専従部隊を編成して常に作戦行動が可能なようにしたのが信長さんだった。



また、銃器や弓と言った長射程火力を重視し、積極的に戦に取り入れたのも信長さんだった。そうした長射程火力の導入は戦闘における合理性の追求だったのかもしれないが、もう一つは味方から犠牲者を出さないと言うこともあったのかもしれない。信長さんは尾張統一戦で親衛隊から犠牲者が出ると非常に悲しんだと言う。



戦闘で犠牲者を出さずに勝利すると言うのは戦闘における合理性の追求だが、信長さんの部下に対する思いやりもあったのかもしれない。銃器と言う長射程火力を効果的に使用して勝利した戦いの例に挙げられるのが「長篠の合戦」だが、最近は火縄銃の三段撃ちはなかったと言うのが定説になりつつある。