私の心荒岛囚終焉

私の心荒岛囚終焉

攻撃以外の場面

思春期の青年でもないわたしは、あのユナの謎のフェチ攻撃以外の場面では彼女に対し特にこれと言って肉欲をもよおすこともなく???、と言うかあの一連のフェチ攻撃に関しては明らかに彼女によって仕組まれた?と言えるようなものなわけで、その目的すらよくわからない上、その時点でわたしの身体に生じる生態化学反応こそがわたしにとっては謎そのものと言うか?何故かあの一連のプレイ中、わたしの自我は完全に崩壊していたのだった浸大工商管理


檜作りのやや小ぶりな風呂の湯は、長時間浸かるのはとても無理なぐらいの高温で、わたしは思わず水道の蛇口をじゃばじゃばと全開にし、その温度をゆったり中でくつろげるぐらいにまでさました。
(後から草津観光に関するガイドブックで見たところによると、どうやら草津の湯と言うのは基本高温らしく、何度も回数を分けて我慢するようにして浸かるというのが薬用効果?みたいに考えられているとのこと。
それが本当に身体にいいのかは、自分的にどうも納得出来ないところもあったのだが)


湯加減がちょうどいい具合になった頃より、自分の呼吸がやっと自然にゆったりと深まっていくのがわかり、そのまま眠気にも似た酩酊状態へと心地よく陥っていくのを感じる。
湯をかき回す音だけが時間差で折り重なる倍音となって風呂場中に響き渡り、その音がたまにスーッと消えると澄み渡るような沈黙がそこにあったBBA 海外交流

気づけばさっきまでとなりの方からも聴こえていた湯の音がすでに途絶えている。


ユナのヤツ、もうそろそろ出た頃かな?
そうふと思った瞬間だった???、ガラリと風呂場と脱衣所の間の扉が開かれ、そこには湯煙を通し全身を白い光のオーラに包まれ、スリムになったヴィーナスの誕生を思わせるユナの裸体があった。わたしたちは草津温泉のバスターミナルでバスを下りると、地図を片手に湯畑のある中央広場までキョロキョロとまわりを見渡しながらもなんとかたどり着き、カミカワさんの宿への道をそこを起点に改めて探そうとしていたところ、
あれ、見てナオキ。
足湯があるよ」
と言ってユナは湯畑に面して小さな池のような形で併設されている足湯スペースに直行。
早くもブーツを脱ぎ、あれよあれよと言う間にジーンズの裾を膝上ぐらいまでたぐり寄せ、足先を湯船に触れさせようとしている。